11/13 今日の出来事

今日も何も予定がなかったので1日中家にいた。今日も特にこれといって特別なことは起きず、平凡な1日を送った。いつものルーティーンをこなし、新しくやったことといえば現在木曜の夜10時にやっている「silent」というドラマを見た。これは元々興味があって、いつか見ようと思っていたのだが、なかなか見る機会がなく、6話まで進んでしまっていてもう手遅れかと思っていた。しかしあまりにも周りからの評判がよく、これはもう見るしかないと思い、FODの有料プランに登録して見ることにした。1話を見始めると面白すぎてそのまま6話まで一気に見てしまった。聴覚障碍者を交えた恋愛ストーリーでかなり感情を揺さぶられるシーンが多かった。個人的な感想としては、ろう者である女の子の立場がかわいそうすぎて泣いてしまう。主人公の男(港)とその彼女(紬)はもともと高校が同じで同窓会を機に付き合うことになったのだが、紬は高校生のころは別の男(想)と付き合っていた。想と港は二人ともサッカー部で仲が良かったのだが、高校を卒業してから突然、想が音信不通となった。紬は卒業する前に想に振られおり、その理由もよく分からなかった。それから月日がたち26歳となった紬は偶然想と出会うが、いくら話しかけても振り向いてくれない。嫌われて無視されているのかと思うと、彼は何と聴覚障害になっていたのだ。耳が聞こえなくなってしまっていた。これには音信不通の理由も納得である。そこから色々な展開が始まるのだが、私は想が高校を卒業してから出会った唯一の友人「奈々」の立場にあまりにもやるせない気持ちで胸がいっっぱいになった。奈々はろう者で耳が聞こえず、手話が第一言語であった。想に手話を教えたり、一緒に遊んだりととても気前良くしていて、想は友達といいながらも好意を持っていた。しかしある時、紬が現れ、想と二人で話しているのを見てしまう。紬はこの時港と別れていて、想と付き合いそうな感じになっていた。ここで奈々が耳が聞こえないけれども想に電話をし、想くんの声はどんな声をしているの?などと考えて泣いてしまうシーンがあるのだがここではさすがにうるっときてしまった。ろう者としての宿命を背負い、今まで懸命に生きてきた奈々がはじめて好きな人を目の前に泣いてしまうというのが心にぐっと来た。そこにはたとえ言葉では同じ人間だとは言っても、紬と奈々はやはり違うし、能力的な差がある。もともと紬は高校の時に想と付き合っており、想の声や話し方も全部知っているからこそ、それを羨む奈々の気持ちは痛いほどわかる。誰も運命には逆らえず、その中で懸命に生きていくしかないのだが、その運命のむなしさ、そして本当は声が聴きたいという奈々の願望があまりにも切なすぎて泣いてしまった。このドラマは本当に面白いが、見ると切ない気持ちになるであまり軽い気持ちで見ない方がいいと思う。さて今日はこの辺しておこう。以上!